皆さんは外国語と聞いて真っ先にイメージするのは「英語」だと思います。
もちろん英語は世界的にも通じる言葉なので、義務教育でも学び、私たちに馴染みの深い言葉だと思います。
でもここ近年、中国語を勉強する人が増えているのをご存じでしょうか?
この記事では、中国語を学ぶメリットと、初心者向けの中国語の勉強方法についてお伝えします。
中国語を勉強するメリット
第二外国語としても人気の中国語。
私たち日本人に馴染みの深い漢字を使用している事や、日本と距離が近いので旅行に行きやすいと言う理由の他にも、中国語を学ぶメリットはたくさんあります。1つずつ見ていきますね。
中国経済の急成長
上の図は世界銀行が2020年に発表したデータになります。
ご覧の通り中国の国民1人あたりのGDPは右肩上がり。多少ゆるやかになっているものの、急成長を遂げています。
IMF(国際通貨基金)が発表した2021年の世界各国のGDPランキングによると、1位:アメリカ 2位:中国 3位:日本というデータが出ています。
それだけ中国のマーケットが盛り上がっています。
市場が盛り上がると、ビジネスチャンスもたくさん生まれます。
なので中国語ができると、仕事の幅が広がるだけでなく個人でビジネスをされている方であれば、14.2億人というマーケットで戦うことができるからです。まさに日本の約14倍の市場です。
日本に住んでいる外国人の3分の1が中国人
日本の観光地の経済を支えてくれている中国人観光客。
あなたも中国人の団体さんを見かけたことも多いと思います。観光地のレストランや小売店、コンビニでは中国語の案内を見たことがある方もいるでしょう。
実は、日本に住んでいる外国人の約3分の1が中国人とも言われています。
昔は戦争や政治的な問題で中国の方に対する日本のイメージは悪かったですが、最近では中国の反日感情がうすくなってきたと言われてます。
企業も中国人の採用を強化するなどより、日本と中国の関係性は濃くなっていくでしょう。そのため中国語が話せることで交友関係も広がったり、コミュニケーションの幅も広がること間違いありません
中国語を話せる日本人が少ないので就職・転職に有利。年収アップも!?
高まる中国語需要に対して、中国語を話せる日本人人材が不足しています。
そのため「中国語が話せる日本人」は仕事でも優遇されます。
また中国語を理解できることによって情報の幅もグンと広がります。ここ最近中国では、積極的にイノベーションが創出されているだけでなく、AIの技術も日本より進んでいるので、中国語が分かることで最先端の情報をキャッチアップできトレンドを先読みした転職活動ができます。
転職先の会社が当たれば年収アップも夢ではありません。
中国のSNSに参入する芸能人の増加
日経エンタテインメントが2019年に発表したデータによると、「Weibo(ウェイボー)」と呼ばれる中国のSNSに日本の芸能人の参入が目立っています。
(引用:日経XTREND https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00231/00006/)
その中でもキムタクこと木村拓哉さんは2019年に中国で最も影響力のある俳優(アジア太平洋部門)賞を受賞するなどSNSの力は偉大です。
今後、中国のSNSに更なる芸能人が参入するとも言われおり、中国のSNSで情報発信する日本人は間違いなく増えるでしょう。中国のインフルエンサーや企業とタッグを組み商品を販売する動きも想像できますよね。
つまり、中国語ができると、最新の情報が飛び交うSNSを使うことができるのはもちろん、コミュニケーションを取ったり、自分で商品を売ることができるようになります。
先行者利益という言葉があるように、中国語が話せる日本人が多くないからこそ、中国のSNSで情報発信は狙い目です。
初心者にオススメの中国語勉強法
中国語を学ぶメリットが分かったところで、何から学んだらいいの?という疑問が出てくると思います。
中国語と聞くと難しそうというイメージもあり、不安に思う方も少なくないと思います。
そこで初心者にオススメの中国語の勉強法をご紹介します。
ステップ1:文字の読み方から学ぶ
ゼロから中国語を学ぶ場合、文字の読み方から学ぶのがオススメです。
なぜなら中国語は発音が最も重要な要素だからです。
同じ文字の読み方(ピンイン)の言葉でも、イントネーション(声調)の違いによって意味が全く変わってしまいます。第一声から第四声まであり、発音がズレると全く別の意味になってしまい通じなくなります。
ですので、まず最初に文字の読み方からマスターしましょう。
オススメの発音勉強サイト NHKゴガク
NHKゴカクとは、NHKが無料提供する中国語学習サイトです。
「まいにち中国語」と「ステップアップ中国語」の2つの番組があり、綺麗な中国語を繰り返し学ぶことができます。
またEテレでは「テレビで中国語」という番組も放映されており、初心者の方でも楽しみながら中国語をマスターすることができます。NHKというだけで、質の高い情報を受け取れるのもポイントです。
ステップ2:簡体字・単語を学ぶ
発音が分かったところで、次に学ぶのが「簡体字と単語」。
中国語は漢字と似ているし、なんとなく分かりそうと思った方もいると思います。
確かに日本で使う漢字と似ているものもたくさんありますが、同じ文字の単語でも日本語の意味と全く異なるものもあるので、日本で学んだ漢字のことは一度リセットして学習しましょう。
ステップ3:リスニング→文法・会話を学ぶ
発音をしっかり身につけ、簡体字をある程度覚えたら、簡単な会話文や文章を聞いたり読んだりしましょう。
短文や会話文などフレーズで覚えると実用的です。
オススメのリスニングYouTube 杏彩 in 中国
日本人の杏彩さんと中国人の旦那さんが運営されているチャンネルです。
日本語が多めなのと日常で使う初心者にも分かりやすい会話を楽しく学ぶことができます。赤ちゃんもいるので癒されますよ。
まとめ
世界中から注目が集まっている中国。
中国のGDPがアメリカを抜く日もそう遠くないと言われているくらい注目が集まっている国です。
日本ではまだ中国語を話せる人が少ないので、中国語が分かるだけでも、あなたの市場価値はグンと上がりますよ。お家時間が増えるこの時だからこそ、新しい学問にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?