介護サービスを提供するのに欠かせないケアマネージャーのお仕事。ケアマネージャーは訪問型介護、施設内で行う介護でも求められておりほぼ全ての介護の現場で必要なお仕事です。
高齢化社会の日本においてケアマネージャーの仕事は、将来的にも安定した需要があり続けることが予想できます。このことからケアマネージャーに興味を持っている方も少なくないでしょう。
そこで今回の記事ではケアマネージャーになるためのステップや、給与、おすすめ講座について紹介します。
ケアマネージャーの仕事内容とは?
ケアマネージャー(正式名称:介護支援専門員)とは、2000年の介護保険制度の開始に伴い誕生し、介護保険法によって定められた専門職です。
ケアマネージャーの仕事内容は多岐に渡り、介護職員をはじめとした福祉関係者、医療従事者、行政担当者など幅広い人たちと関わりながら、介護保険サービスを提供するうえでの中心的存在として重要な役割を担っています。
その中でも主な役割が、ケアプランの作成。初めて関わる利用者にケアプランを作成。介護関係者、医療関係者、当事者とその家族で、介護サービスに関する会議を開き、ケアプランの修正や変更を行います。
ケアプランの会議は利用者の体調などによっても左右されるため、一度でなく何度も行われます。今のプランが利用者にとって適切か調べることもケアマネージャーの重大なお仕事の一つです。
ケアマネージャーは介護業界の中でもトップクラスの職種であり、難易度が高い分受講する研修のボリュームも多くなります。
一般的には、生活援助従事者研修→介護職員初任者研修→実務者研修(本研修)→介護福祉士→ケアマネージャーというステップを踏みます。
ケアマネージャーになるためのステップ
ケアマネージャーになるには実務試験の合格が必要になります。今お持ちの資格によっても合格までの年数が異なります。
無資格からケアマネージャーになるには最短8年
無資格からケアマネージャーになるには、最短8年かかるとされています。
ケアマネージャーの試験を受けるには「介護福祉士の資格」と「5年の実務経験」が必須。
この介護福祉士の資格を取得するには「介護現場で3年以上の実務経験」と「介護福祉士実務者研修の修了」が必要になります。
そのため、無資格・未経験からケアマネージャーになるには最短で8年かかる計算になるのです。
介護福祉士からケアマネージャーになるには最短5年
介護福祉士の次のステップとしてケアマネージャーを目指す場合は最短5年かかると言われております。ケアマネージャー試験を受けるために「介護福祉士としての実務経験を5年以上積むこと」がルール化されているためです。
ケアマネージャーの給与
厚生労働省「2020年賃金構造基本統計調査」によると、ケアマネージャーの年収は賞与込みで400万円前後と言われております。
他業種と比べると平均賃金が低いと言われる介護業界の中で、ケアマネージャーの看護職員に次いで賃金が高い傾向になります。
ケアマネージャーの資格の難易度
ケアマネージャーになるには、実務経験が必須とお伝えしましたが、筆記試験もあります。具体的に必要な勉強時間は最低500時間と言われており、通信講座では半年のプランが主流となっています。
ケアマネージャーの資格の何度は非常に高く、合格率は10〜20%と言われております。介護福祉士の資格試験の合格率が70%と比較してもケアマネジャーの難易度の高さがわかるのではないでしょうか。
独学でも合格は可能ですがより効率的にケアマネージャーの試験勉強を行う場合、講座での学習をおすすめします。
ケアマネージャー合格におすすめの講座3選
アガルート
URL: https://www.agaroot.jp/caremanager/
特徴
・最大20%オフの割引制度あり(他校乗換割引制度・家族割引制度・他資格試験合格者割引制度・介護支援専門員(ケアマネジャー)試験再受験割引)
・選べる合格特典(お祝い金1万円or全額返金)
・49,280円(税込)
・講師に直接聞けるFacebook質問制度(無料・回数無制限)
・月1回のホームルーム(講師に勉強方法を相談)
資格の大原
URL:https://www.o-hara.jp/course/care_manager
特徴
・質問対応
・自習室・教室開放
・レベルに合わせて選べる3つのコース
・習熟度の確認ができるミニテストや模擬試験付き
・68,000円〜
ユーキャン
URL:https://www.u-can.co.jp/%E3%82%B1%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%8D/
特徴
・一括支払い:49,800円(税込)
・過去10年で25016名の合格実績
・7回の添削サービス
・質問受付(1日3回まで)
・標準学習期間:6ヵ月
まとめ
介護職の中でもトップクラスの難易度を誇るケアマネージャー。狭き門ですが資格を取得すると高齢化社会で活躍できる人材になり、利用者様はもちろん、そのご家族からも感謝されるやりがいのあるお仕事です。
難易度が高いためケアマネージャーを目指されている方は、通信講座での資格取得をおすすめいたします。