国家資格、民間資格、公的資格など日本に3000種類以上もあるとされる資格。資格を取る目的は、「スキルアップしたい」「会社で昇進したい」「自己満足のため」など様々だと思います。
そんな中でも今日の記事は、「資格を活かして起業したい」と考えている方に向けて「資格を取得しても起業で稼げない真実」についてお伝えしていきます。
起業家が資格を取得しても稼げない本当の理由は「集客」できないから
結論からお伝えすると、起業家が資格を取得しても稼げない本当の理由は「集客」できないからです。
ビジネスは、見込み客を集めてセールスすることで成り立ちます。
ここでいくらスキルをつけて自分という商品を磨いてもお客様が来なければ、砂漠に高級ブティックを出店するようなものです。
「資格を取得してスキルをつけたら稼げる」と思って、資格取得だけに一生懸命になることも大切ですが、お客様を集める集客も稼ぐためには同じように大切になるのです。
会社員の場合でしたら資格を取得することで資格手当がついたり、転職が有利になって年収がアップすることはありますが、自分でビジネスをしている起業家ですと資格が単なる「飾り」になることもあり得るでしょう。
お客様が欲しいのは「資格」を持っているあなたではなく、問題解決してくれるかどうか
ここで、お客様目線で話をさせていただきます。残念ながらあなたのお客様が望んでいるのは「資格」を取得したあなたではありません。
お客様が望んでいるのは、「今、自分の悩み事を解決してくれるかどうか」になり、これがビジネスの本質になります。
もちろんお客様にとって資格がないよりあった方が良いですが、「大切なのはお客様の悩みを解決できるか」になります。
なので、資格を活かして起業しようと考えている方は、資格がお客様にとってどう役に立つのかの視点を持つようにしてください。
知らないと怖い資格ビジネスの闇
冒頭にも記載したように日本には3000を超える資格が存在します。世界から見ても日本人は資格が好きと言われている人種です。
その理由の一つに、日本人は、努力をして、経験を積んで立派になっていくのを美徳と感じている傾向が強いです。その立派具合を確かめるのに「資格」という権威が有効的になるからです。
あなたも名刺交換をしたときに、お相手の名刺に資格がズラーッと書いていたら「この方はすごい方なんだ」と思うかもしれません。
つまり、資格を持っている=努力して経験を積んだ証という風に捉えられるのです。
その一方で、あなたが資格を取得すると、スクール代やテキスト代、受験料など多少なりともお金が動きます。資格団体や資格スクールのカモになる可能性もあります。
本当にその資格を取得することで、あなたの人生にプラスになるのか。資格を取る前に見極める必要があります。
起業した時に稼げない資格の見分け方
それでは、数ある資格の中でどんな資格が起業時に稼げないの説明していきます。
稼げない資格1:簡単に取得できる資格
簡単に取得できる資格は、権威性をつけたり名刺やプロフィールの肩書きに使うのではあればあるに越した事はありません。
しかし、簡単に取得できる資格=努力もさほど不要で取得できると認識が広まれば資格の価値も下がっていくでしょう。
稼げない資格2:資格団体と資格スクールが一緒になり「商売の色を」強く感じるケース
そして、特に危険なのが、資格を認定する「資格団体」と、教育機関である「資格スクール」が一体となっている場合です。
もちろん資格を取得したあなたにとってメリットがあれば良いですが、資格スクールの収益を上げるために資格をくっつけた事も考えられます。
貴重な時間とお金を使って取得する資格なので資格団体や資格スクールのカモにならないように気をつけてください。
稼げない資格3:資格不要でも仕事ができるケース
あなたがやりたい仕事は資格不要でできるのか調べてください。もしそこで「資格不要」でできる場合は、資格を取得することの優先順位が低いケースが多いです。
なぜなら資格を取得するには入会金や、スクールや受験料の費用が発生します。
繰り返しになりますが、お客様が求めているのは、あなたの資格ではなく、お客様の問題をどう解決してくれるのか未来を知りたいのです。
なので、資格不要でできる職種の場合は、資格を取得する以前にお客様にとってどう良いことがあるのかを考える事をしてください。
まとめ
今回の記事では、起業時に稼げない資格の見極め方についてご紹介しました。資格はあるに越したことがありませんし、否定するわけではありませんが、世の中には取得しても稼げない資格もたくさん存在します。
あなたが起業する業界の先人が、どんな資格を取得位しているのかリサーチするのも成功への近道になります。